<ハーレクインコミックス>
出典:https://renta.papy.co.jp/renta/
<簡単あらすじ>
美術館の宣伝を請け負っているヒロイン。もうすぐ美術館に寄贈してもらえるはずだった現代絵画の持ち主が亡くなる。
寄贈の件で引き継ぐ人にうまく話を持ちかけるようにと館長にいわれ、その葬儀に出席することになった。
<登場人物>
スザンナ・ミラー
・友人2人とPR会社を共同経営している。
マーカス・へリントン
・愛称 マーク
・スザンナの元恋人。
・遺産相続人。
<感想(ネタバレ注意)>
8年ぶりに再会したスザンナとマークは驚きと共に、お互いとまどいを感じているようでした。淡いやさしい恋の思い出は苦い思いを残したまま終わっていたからでした。実はスザンナのことをマークはずっと誤解したままなのです。
再会後は皮肉交じりの言葉をくり返してはスザンナを困らせたりします。スザンナはビジネスのこともありマークと接しなければならず、ふだん天真爛漫なスザンナもさすがに、つらそうにしているシーンもあり、どうなっていくのだろうと思いました。
あの頃のお2人の間には、純粋なほど純粋な思いがあふれていたのに・・・。スザンナはマークに、
大好きよ・・・
一緒にいたい理由が
なぜそれだけじゃ
いけないの・・・?出典:「シンデレラ・ガールズⅡ 涙の数だけ愛して」
それが、ちょっとしたことがキッカケで別れてしまいました。8年前ある場面でついてしまったスザンナのとっさのウソがずっと尾を引いています。
どうしてスザンナは、そうしてしまったのか?
これが明かされる場面はドラマティックで、マークの愛あふれる言葉がとてもステキでした。マークの夢が叶っていくであろうその道に、スザンナが寄り添っていく愛の様子が目に浮かんできそうです。遠回りした分、お2人はとてもとても幸せそうでした。